バボちゃん2012/07/02 07:48

今朝は梅雨らしい朝になりました。とにかく湿気があり、それでいてそこそここれから気温が上がりそうで、不快指数急上昇注意報というところでしょうか(笑)

昨日は午後ぽっかりと予定が空いたので、オケの練習に‥それも臨時のエキストラとして行ってきました。
やった曲はBeethovenの3番「英雄」です。で、急遽のピンチヒッターで行ったのですが、担当したのは1番ホルン、つまりソロがばんばんあるわけです。まぁ曲は何度かやってはいるものの、やっぱりいきなり行ってそこで初めて譜面を見たので、最初はちょっと探りながらの部分があります。次にやればもっと大分マシに演奏出来るはず。
でも、次があるか‥(笑)

さて、夜テレビを見ていたら、かつてベルリン・フィルで首席の一人だったホルン奏者、バボラークが出てました。バボラークはチェコ出身のホルン奏者で、2009年までベルリン・フィルに在籍していましたが、今はプラハに戻り、ソロや室内楽などで活躍しています。近年は指揮もしているような話しをどこかで聞いたこともあります。
ホルン吹きの間ではバボちゃんと呼ばれることが多いのは人柄なのかキャラなのか?(笑)

さて、そのバボちゃんが演奏したのが、グリエールのコンチェルトです。オケで演奏されるのを聞くのは珍しいので貴重です。最近、やたらコンクールの課題曲になっていたため、ピアノ伴奏でイヤになるほど聞いていました。先日買ったバウマンのCDは、このグリエール目当てで買ったものです。

バボちゃんの演奏ですが、印象としてはとにかく確実で、あの難曲でほとんどミスをしないのがまず驚異的です。プロなんだからミスなんてとんでもないと思われる方もいるかと思いますが、ホルンの場合は世界中を見渡してもなかなかそう簡単ではありません。昨日の放送では、もう少し表現の幅が大きいのを期待していたのですが、もしかしたら録音のせいもあるかもしれません。それでも、クリアな発音、明快な切れのある演奏はとても勉強になりました。