アレクサンダー・テクニーク2013/06/11 22:44

Body chance studio
昨日の夜、アレクサンダー・テクニークの体験レッスンに行ってきました。
講師はバジル・クリッツァーさん。
もう半年前からメルマガを読んでいて、とても興味がありつつも、いまだ行ってなかったのです。

今回のはあくまでお試しの体験版です。
レッスンを終った感想としては・・正直言うと、よくわからないというのが一番率直に思ったことでした。
とは言うものの、結局入会して続けることにはしたのですが。

今回参加した人は計6人。
アレクサンダー・テクニークは音楽だけではないのですが、結果的に音楽関係の方が多いらしいですね。
今回の6人の内訳はホルン2、トロンボーン1、トランペット1、声楽1、ピアノ1といった構成。やはり、管楽器系が多いのはバジルさんだからでしょう。また、今回は6人のうち3人は音大、元プロ奏者でした。

さて内容ですが、私のレッスンの主目的はもちろんホルンの技術向上です。でもそれは音楽性ではありません。
演奏する上で、どれだけ楽に演奏することができるか・・またはバテないで演奏することができるか、でした。

実際に私の番で指摘してもらったことは、

頭を楽な位置にセットする。
少し前かがみなイメージで立つ。
いわゆる体幹をまっすぐにするというのとは180度違います。
自分的にはかなり前屈みな感覚でした。

「その位置で、なにも考えずに楽器を構え、マウスピースに息を入れてください・・??」

そして、次は・・

「何を解決したくて来ましたか?」

「バテないで吹けるためにはどうしたらいいか」

「どうしてバテると思いますか?」

「プレスしすぎだと思う」

「OK、では何か吹いてみて」

で、アダージョとアレグロの冒頭を・・が、それまで全く音だしもせず、プスプスいいながらとりあえずワンフレーズ

「OK、どうですか?」

ん・・どうって言われても(´・c_・`)
ただ、自分で、プレスしないように意識していたので、ちょっと必要以上にノンプレス気味になっていたかもしれません。

バジルさんいわく「プレスは必要なんです。しかも悪くないんです。ただし、プレスをかけるときは、頭を楽器に押すのではなく、楽器(マウスピース)を唇にプレスすることを意識してください。」

頭を楽器に押しつけることはものすごい圧力を唇に与えることになるそうです。それに対し、マウスピースを唇にプレスさせる方法だと、その何分の一の力しか加わってないと。

これならどんなにプレスしてもバテることはないです! どんどんプレスしましょう(笑)・・だそうです( ̄ー ̄)

そして、その方法でプレスを意識してアダージョとアレグロをまた吹いたところ、自分でもびっくりするくらい音が楽に出ました。そして、息がロスなく音になっているのを実感できました。

何といったらいいか、音に芯ができたようにとでも言う感じでしょうか。

他の先生のレッスンでも、ある程度プレスは必要だよ!とはよく言われてました。そして、その場合のプレスは下唇にかけると。
それはわかっていたつもりでしたが、マウスピースを自分の方にプレスする(引き付ける)というのは想像できませんでしたし、言われたことがありません。

まさに目からうろことはこの事です。

いろいろ実践していこうと思います。

手前へのプレス2013/06/12 10:37

ボクは毛づくろい・・
アレクサンダー・テクニークの実践練習。
さっそく昨日トライしてみました。

まずは姿勢。ゆったりと楽に構え、なるべく自然な立ち位置を意識しました。 そして、頭が自由に動かすことができるようなつもりで音を出します。

次に、ウォーミングアップを兼ねてリップスラーの練習を。
これは毎日毎回の日課なのですが、音が変わる時に意識的に左手でプレスをかけました。
要は楽器自体を顔側に引き寄せる感じです。唇には下半分にプレスがかかることを意識しました。すると、自分でも意外なくらい楽に音の跳躍が可能なのに気が付きました。また、唇にかかる負担も少なさそうです。今までは・・

プレスを少なくしようとする
       ↓
プレスせずにハイトーンを出そうとするため、唇を締める
       ↓
当然、ある程度の時間を経過すると疲れる(バテる)
       ↓
音を維持できなくなる
       ↓
無意識にプレスをかける
       ↓
アパチュアが小さくなり、なおさら息が通りにくくなる
       ↓
唇を引いてプレスを取ろうとしても限界を超える
       ↓
何の音も出なくなってしまう

このような悪循環だったと思います。もちろんどれだけ吹いても全く筋肉疲労がないわけはありませんが、手前へのプレスは、想像以上の効果をもたらせてくれそうな予感がします。

楽しみになってきました。