対抗馬?-その12011/08/06 09:10

建築舎さん
木曜日の帰り、新宿に寄って帰ってきました。目的は、以前(実際には昨年が主)いろいろ話を伺っていたハウスメーカーの建築舎さんのところに行ってきたのです。建築舎さんは八王子に本部があるハウスメーカーですが、昨年の夏、会社で読んでいた不動産経済通信という業界紙に載っていた記事を見つけたのが最初でした。その記事は、ドイツのパッシブハウス研究所が認定した究極のエコハウスというものでした。http://www.kenchikusya.co.jp/passive/index.html ちょうど家造りを考えて行こうと本格的に考え始め、いろいろ情報収集を始めたときのことです。もちろん、それまでもそれなりの知識は持っているつもりなのと、また仕事上最近の分譲マンションに取り入れられている設備面・住宅性能面におけるトレンドは把握しているつもりでしたが、やはり一戸建ては発想が違う部分を多く感じたのを覚えています。さて、その建築舎の新宿営業所の所長である樋口さんを昨年の真夏に訪問し、いろいろ話を聞いているうちに、ここはいいと思うようになって来ました。何がいいか・・それは、まず新宿営業所長とは言うものの、まったく営業的な部分を感じさせない樋口さんの人柄・雰囲気であり、とにかく高気密・高断熱なしっかりした「いい家を造る」ということを、真正面から話す部分でした。もっとも、このあたりは、オーディンホームさんにも通じるところがあります。むしろ、その部分はオーディンホームさんの方が強いかも・・とにかく、営業的な部分を<気持ちいいほど>やりません(笑)このブログをオーディンホームさんでも読んでくれているというので、変なことは書きにくいのですが(^_^.)
それはともかく、その建築舎さんには、昨年何回も訪問させていただき、八王子の本社兼モデルハウス、それと実際に同社が手がけられたお宅も数軒拝見させていただき、その仕事ぶりにはとてもいいものを感じています。いわゆる、建築物を作るという意味では、また数値上の性能面では、文句のつけようのない「いい仕事」をしていらっしゃいます。八王子郊外の分譲地内にあるお宅などは、仕上がりも雰囲気も素晴らしいお宅でした。建物全体の趣味も通じるものがあり非常に好印象でした。ちなみに、建築舎さんの最大の売りは断熱性能です。もともとは北海道を発祥とするハウスメーカーということで(社長さんが土屋ホーム出身)、さらに断熱だけを専門とする会社が施工協力業者にあり、そちらには絶対の自信があるようです。また得意分野は全館空調で、そちらのノウハウにも相当なものがありそうです。実は、最初は全館空調を絶対条件としてハウスメーカー選びをしようと思っていました。実際、全館空調機器メーカーであるDENSOや山武、DAIKINなどの情報収集から家造りをスタートしたのです。きっかけは、会社で一番身近にいる直接の上司から、自宅(全館空調)をとにかく「いいぞ、いいぞ」と吹聴されたためなのですが、聞いていると確かによさそうです。まあ、それは今となってはどうでもいいんですけどね(笑)

対抗馬?-その22011/08/06 11:28

さて、そんな感じで昨年から家造りに関して考え始め、建築舎さんに初めは大きく傾いていたのです。特に全館空調を絶対的存在として信じきってしまっていた部分もあり、それ以外が見えていなかったような気も(今思えば)しています。特に、建築舎さんで採用している熱交換システム(1種換気)はとてもすごい性能らしく、パッシブハウスにいたっては熱交換率91%以上というものでした。通常の日本の熱交換器では70%程度ということですので、そのあたりを聞いていると「ぐらぐらっと・・」気持ちがそっちに行っていたのです。
ところで、私がこの家造りに際して、実際にアプローチしたハウスメーカーさんは3社です(パンフレットやメールのやり取りなどの資料収集だけのところは除く)。時系列から行くと、1.建築舎 2.オーディンホーム 3.スウェーデンハウス この順番になります。ただ、スウェーデンハウスさんは一度モデルハウスに行って話をしただけで、具体的な見積もりやプランをお願いするにはいたりませんでした。もちろん、オーディンホームさんとコンセプト・方向性が似ている?(森社長は否定されるかも?)こともあるのですが。私の中では、整理はついてます。それはそうと、スウェーデンハウスさんは、この中ではダントツにいわゆる普通の会社でした。もちろん営業スタイルも全く違いますし、何より、会社の規模が圧倒的に違うので当たり前といえば当たり前なのですが。とにかく、ホームページから資料請求メールをしたら、その翌日の午前中に最寄の営業所の担当の方がパンフレットとDVDを持って自宅に来たことにはびっくりしましたね。たまたま土曜日だったということもあったのかも知れません。また、もちろんスウェーデンハウスさんの営業がみんなやっているわけではなくて、たまたまその担当の方が「行け行け」型だっただけなのかも知れませんが。でも、その後、アポをとってモデルハウスに伺った時は、営業トーク炸裂でした(笑)その後もスウェーデンハウスさんからは回数は少なくなったものの、まだDMが時折届きます。北欧住宅の老舗であり、ある意味[北欧住宅=スウェーデンハウス]のイメージを持っている方も多いと思いますが、私の(今の)イメージは、北欧スタイルを取り入れた日本の普通のハウスメーカーというイメージです。もちろん悪いイメージがあるわけでなく、いいものを作っているとは思いますが、自分の感性とはちょっと違うのかな・・という印象を少し持っています。オーディンホームさんに伺って話しをしているとき、時折(ライバル心?)スウェーデンハウスさんの話が出ることがありますが、森社長が「スウェーデンハウスで契約していた人がそれをキャンセルしてウチに来て建てたことがある」と<うれしそうに>話している表情が忘れられません(笑)

対抗馬?-その32011/08/06 14:13

さて、話は建築舎さんに戻ります。そんなことで、昨年はいろいろと話を伺い、気持ち的にはずいぶん傾いていたものの、プランニングしてもらった間取りがどうにもピンと来なかったこともあり、ちょっと途中で話が止まってしまった感がありました。もっとも、こちら側も、オーディンホームさんとやりとりをしている中で、少し建築舎さんと距離が出てきた部分もありました。それと、どうしても昨年(2010)の時点ではまだまだ先の事という意識がお互いあったように思います。事実、着工できるのは来年(2012)の春以降なので、今でもまだまだ半年以上先のことです。今年の冬の頃は、私自身もその他自分の用事が忙しく(半分は道楽ですが)ちょっと中だるみ期間がありました。もっとも、結局はいろんな内容を詰めていくにあたり、ちゃんとした敷地調査を始めないと先に進めないことがわかっていたこともあります。自分だけではいかんともし難い事情でもあるので、そこは仕方がありません。
そして、先日、やっと敷地調査が済み、そこから一気にいろんなことが動き始めました。そんな状態でいたところに、先日、建築舎の樋口さんから挨拶のハガキが来て、こちらも懐かしさ半分でメールしたところ「是非また!」となったものです。八王子まで行くのはちょっとしんどいので、新宿営業所に会社の帰りに寄りますよ・・と4日の木曜日に伺う予定だけは決めましたが、とりあえずはこちらの状況を説明するのと、可能であれば何かプランを考えてもらおうかと思っていたところだったのです。奥さんからはちょっといろいろ言われましたが・・(^_^.)、まあ状況をきちんと説明した上で、何かプランがあるなら提案してもらおうかな・・と言うのりでもあったのです。というのは、オーディンホームさんからまだ見積もりをいただいたわけではないですし、最終仕様も決まってない状態ではありますが、とても予想していた予算では不可能な状況に陥る可能性だってないわけじゃなし。そう考えると他の選択肢を持っていたいという思いもちょっと頭をよぎってました。そして、約一年ぶりに建築舎の新宿営業所に向かったのです。

対抗馬?-その42011/08/06 16:30

4日の夕方、18時20分に約束をしていたのですが、少し早く到着。それにしても蒸し暑い。その前一週間以上、やたら涼しい日が続きました。もう夏は終わり?のような感じでしたが、ちょうど夏が舞い戻ってきたかのような感じでしたね。新宿西口から歩いて7~8分といったところでしょうか。青梅街道沿いのビルの9階に建築舎さんの新宿営業所はあります。それはそうと、やはり分かりにくい入り口のビルです(笑)初めてきた人は入り口が分からず右往左往すると思います(前回そうでした・・)。さて、今回は学習効果もあり、迷わず9階へ。そして訪問したところ、樋口さんともう一人待っていてくれた方がいらっしゃいましたが、建築舎さんとよく一緒に仕事をされている(以前は所属されていて今は独立されたそうです)設計事務所の方でした。聞けば、樋口さんの自宅もこの方が設計されたとか。お話を聞いていて、経験が豊富であることはもちろんですが、様々な現場に対応できる各種引き出しをたくさんお持ちの方とお見受けしました。そして、間取り図プランと、写真のようなパースまで描いてきてくれていました。樋口さんには、事前に今現在の大まかな希望をあらためて伝えてありましたが、それを元に図面を起こしてみましたということです。プランはちょっと面白い感じで、1階は階段で4段程度上がったところからはじめます。どうして上がるか・・それは、地下に(完全な地下ではないですが)9畳程度の防音仕様の部屋を設置しているからです。このプランだとピアノはこの地下室に設置。ピアノそのものはドライエリアから吊り下げて入れます。1階はオーディンホームさんのプランにわりと似ています。基本LDKとバス・トイレ・洗面所で構成。2階は3部屋(居室がそれぞれ6畳以上+クローゼット)+トイレ、そして小屋裏にロフト部分を利用した9畳程度のスペースというものです。ちなみにこのプランだと我々夫婦はこのロフトで寝ることになりそうです。もちろん、基準法上の法規制は当然クリアした上での話です(1F:44.71㎡、2F:44.71㎡、ロフト22.35㎡、B1:19.87㎡/合計131.64㎡)。確かに、地下に関しては容積率不算入ですので、もっと広くすることも可能ですし、要は費用的な部分だけです(もちろん地下ですので建築費用は地上よりも割高になります)。換気はもちろん1種換気の全館空調です。う~ん、法廷容積率80%で、そのままなら93.42㎡までなのですが「これだけあったらいいよな~~」と、やっぱり思ってしまいました。それで価格はどれくらい?と聞いたのですが、もちろんざっくりのざっくりでしかないのですが。オーディンホームさんもそうですが建築舎さんも、価格に関しては明朗会計で、全ての部材の明細を付けた見積もりをするということでした。外部発注の材料・設備に関しては原価(割引後の実際の仕入れ価格)をそのまま記載し、それに対し全体でこれだけ利益をくださいという記載をするそうです。したがって、適当ないわゆる一式見積もり的なものはないようです。それが分かっていてあえて聞いたのですが(笑)要は、たとえばこのプランで外溝工事をパースに描かれたように行った場合、総額は、たとえば2000万、2500万、3000万、3500万、4000万であればどこに入りますか?というような聞き方です。聞いた感じですが、「えっ!それで出来るものなの?」という感想を持ちました。どこでも言いというわけではありません。少なくとも自分がいま信頼できるハウスメーカーである建築舎さんが施工してその価格で出来るのならいいな・・と素直に思いました。もちろん、この価格はあくまでベーシックなものを使用しての基準価格ですので、設備仕様によっては上下(下はあまりないか?)します。ちなみに、この前オーディンホームさんでも聞いた太陽光発電に関しても、最近やはりよく引き合いがあり、実際今施工中のものでも採用しているところがあるそうです。で、これだけ今太陽光が世の中で話題になってることもあってか、需要がうなぎのぼりで、しかも価格もどんどん安くなっているとのこと。ちなみ3.5Kwでいくらくらいですか?と聞いたら、これは原価ベースですが・・150万円くらいで出来るかもしれませんとのこと。これには耳をちょっと疑いました。発電パネルは最近は韓国製が安くてしかも発電パフォーマンスがいいそうです。日本のメーカーのものでも価格は大差なくできますよとも。このくらいの値段なら考えようかな・・でも、あと5年後なら劇的に安くなったりしたり・・?
さてどうしたものか・・と思いつつ帰ってきたわけですが、奥さんと相談しなければ。