電車の中で・・2013/03/02 18:24

明日はナチュラルホルンを使った演奏会。今日はその3回目で最後の練習。

ところで、練習に向かうため武蔵野線に乗った時、ちょうど席がひとつ空いていたので座りました。
そこには小学校高学年くらいの子どもたちが7~8人、まとまって車両の両側に向かい合わせに座ってたのですが、私が持っているケースを見つけて「あれって楽器かな~?」と小声で話しているのが聞こえました。

そうこうしていると、ちょうど隣に座っていた女の子がモソモソバックから何か出したと思ったら楽譜でした。

しかも表紙に「アルトホルン運指表」とあるのが目に入りました。さらにその隣にいた男の子もやはり同じような楽譜を手にしています。
どうも小学校の金管バンドかなにかかもしれません。

ずいぶんフレンドリーな雰囲気の子どもたちだったので、隣にいた女の子に話しかけてみました。
「アルトホルンって書いてあるけど、みんなホルンやってるの?」
一瞬、間がありましたが‥(危ないオジサンと思われた?‥爆)「うん」とうなずいてくれました。

聞いたら、今日は発表会があるらしいです。電車での移動(一人保護者か先生らしき人がいました)で、みんな楽器を手に持ってなかったということは、楽器は別に運搬しているのでしょう。

そして、アルトホルンをやってると言うことだったので、私が自分の楽器ケースを指差して「これって、中にホルンが入ってるんだよ」というと、「うそ~っ!」と信じられないようす。ほとんど真四角の黒い箱ですので。

端っこがちょっとだけ盛り上がってるのが目印。わかる人はこれで楽器だとわかりますが、最初に「あれ、楽器かな~」と言っていた子はするどいです。

で、「ホルンだけど、みんなが見たことのないような昔の楽器が入ってるんだよ」と言ったら「見たい、見たい」と大騒ぎに。

それで、武蔵野線の電車の中しかも通路のど真ん中で、ケースをガバッと開けることになりました。
開けて見みせたら、その子どもたちが群がり「おお~っ!」「すげーっ!」とさらに大騒ぎに(笑)

「モーツァルトの時代の頃の楽器だよ」と言ったら「‥‥‥」でした。モーツァルトの時代には興味がない(知らない)ようです(笑)

そうしているうちに、子どもたちは「降りるよ~」という声とともに嵐のように去っていきました。

キラキラした子どもたちの目が印象的でした。