ポジショニング&ボディバランス2011/02/15 00:18

龍門の麻婆ラーメン
今日は森さんのレッスン日でした。朝から満員電車の中、楽器を持って通勤するのは結構しんどいです。しかも、楽器がワンピースのため、形が超いびつです。ホルン吹きの人には当たり前ですが、よくわからない人にとっては「えらいいびつな箱」としか映らないかもですね。
電車に乗る場合、大事なポイント!
それはまず第一に<ポジショニング>です。これを侮ってはいけません。同じ混み具合の電車でも、その乗った位置によって快適度(裏返せば忍耐度?)がまったく違います。さらに言えば、初動の動き出しです。流れを読む力というか、乗降客の動き全体をひとつの大きな流れとしてとらえ、その中で的確なポジションをキープすることが大切なのです。
ただし、間違っても「席取りおばさん」のごとく、周りの人の存在を無視したファール前提のラフプレーはご法度です。そのような行為は観客からの激しいブーイングが必至で、一発レッドの危険もあります。
ついで、第二に大事なことが<ボディバランス>です。
自分のポジションをキープしたら、その位置において動きがあった場合のボディバランスによって、乗車中の快適度はやはり大きく変わるのです。小柄な日本人にもかかわらず、かつてサッカーで活躍した中田英寿は、セリエAで強靭な肉体のヨーロッパの選手と、まったくあたり負けしませんでした。これはひとえに中田のボディバランスによるものとよく言われました。すなわち、相手と当たる瞬間に、体重移動を的確につることにより、当たり負けすることのないバランスを保つことができたのです。
電車の車両は当然大きく揺れますが、まずはポジショニングでいい場所を確保、その後はボディバランスにより、いかに快適な乗車時間を実現するかをテーマとして、朝は楽器を持って乗り込みます(^.^)

今日のお昼は、目黒にある「龍門」という四川料理の店。麻婆豆腐をのせた「麻婆ラーメン」です。その名の通り、かなり辛めの麻婆豆腐がラーメンの上にたっぷりのっています。唐辛子の辛さはもちろん、山椒がかなり効いています。舌がビリビリとしびれる感じをぜひお試しください。

レッスン(本題)2011/02/15 22:04

れっちゃんのカメラ目線・・キラッ!
昨日のレッスンの続き‥というか、昨日のは、電車の乗り方だけでしたね(笑)今回のレッスンは、またまた基礎練習のスケールから始まりました。C-durを2オクターブやり、さらに下に1オクターブ、ペダルのCまで下りていきます。そこからこんどは上に3オクターブの分散和音を、最初はスラーで上がっては下りて、そのあとタンギングで同様に上がっては下りてきます。Cが終わったあとはDesからの分散和音を同様に。そして半音ずつ上がっていき、結局最後はGまで上がりました。
当然最高音はハイGになりますが、もちろんすんなり出ていた訳ではありません。ギリギリの綱渡り状態(^_^;)
ハイGなんて軽々出る人は特別だと思いますが、僕の場合、ロングトーンで出すにはかなり厳しいです。一発瞬間芸であればなんとかなるかな‥というところです。
そんな様子でスケールをやったら、なんだかあっという間にバテました。
そのバテた状態でミューラーをやったらボロボロになりました。いやぁ、自分でも恥ずかしくなるくらいできませんでしたね。
特に真ん中あたりのオクターブスラーはしんどかった(*_*)
でも、昨日のレッスンで一番の収穫はアンブシュア。マウスピースに唇を当てる当て方で、真っ直ぐではなく、少し右に向けてずらした当て方を試したこと。いつもはそれほど苦労しないはずのCの音が微妙にかすれてイマイチ当たりが悪かったのですが、森さんのアドバイスで、ほんのちょっとずらして角度を変えたら、びっくりするくらい、スコーンと音が当たりました。これにはうれしい驚きでした。常にやるかどうかは別として、少しバテ気味な時のオプションには使えそうな感じです。
あと、今回仕入れた?ネタで(笑)ハイトーンになった時、意図的に少しアパチュアを丸くする感覚でアンブシュアを整えるといいと言ってました。これは守山先生ネタだということです。アパチュアを丸くする(でもほんの少し)ことで、唇に少しだけプレッシャーに対するクッションにもなるよ‥とのこと。もっとも、なるべくプレスしないで吹けるようにならないと、先がない(*_*)若い時のようにはいきません。最小限のパワーで最大の効果?楽にもっともっと大きな音が鳴るはずなんですよね。
ホルンではないですが、シカゴシンフォニーのA.ハーセスが、50年間トップを吹いたって‥ほんとに信じられません。そういう事実を目の当たりにすると、自分ももっと頑張れると思ってます。
金管楽器奏者の永遠の課題
・音がデカい
・バテない
・外さない
これができたらいいだろうな~
やっぱり、本番中に、バテて音が消滅してしまう怖さというのは、金管楽器奏者でないとわからない恐怖感だと思います。
この不安感なしに音楽することができるようになれるかどうかはものすごく高い壁です。
本来、音楽することは、楽器は関係ないはず。
管楽器奏者はよく声楽家に例えられるけど、声楽家が自由自在に音の高さや強弱をコントロールできるのと同じレベルで、音を操ることができないといけないのでしょう。めちゃくちゃ高いハードルですが、少しでも近づけるように、また修行です。